「完全版」アメリカのチップ:マナーやルールについて

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こんにちは、アメリカ在住でアメリカのチップ文化に詳しい澤(@SawaAzumi)です。

多くの日本人がアメリカ滞在中に悩まされるアメリカの独特な風習、チップ。 

チップは制度や法律ではなく、あくまでも感謝の意。 受けたサービスに対して感謝の気持ちとしてチップを支払います。

しかし、感謝の意であったチップも長い年月を掛けて、制度のような、半強制的な行為にアメリカではなりつつあります。

仕事の内容によってはチップは生活費の一部となっていて、レストランなどでチップの支払いを忘れてると、外までウェイターが追いかけて来て、チップをねだる。なんて話も良く聞きます。

日本人がチップで悩まされる理由としては、何のサービスに対してチップを支払うのか、額はどのくらいなのか? 境界線が分からないからです。 

本記事では旅行者やアメリカ在住者に対して、アメリカのチップに関する情報をご紹介します。

アメリカ人はチップ文化が嫌い?

実はアメリカ人もチップ文化に対して嫌気が指しています。 ヨーロッパなどではチップ制度が無くなっていっています。 チップ文化が根強く続いているのは世界でもアメリカ、カナダの北米くらいでしょう。

チップは現金を必要とする場面も多く、アメリカ人が現金を持ち歩かなくなった事もあり、チップを支払うのは面倒で時代に合っていないと考えているようです。

アメリカでも最近、遂にチップ習慣存続の是非が話題になってきています。 チップなしのレストランが出てきたり、チップ込みのタクシー会社など、色々な企業がチップ制度を廃止しています。

実際はまだまだ根強くチップ文化が続いていますが、将来はアメリカもチップが無くなるでしょう。

チップが必要なサービスと金額

Person paying waiter for restaurant bill
アメリカでチップが必要となる場面をまとめました。

ホテルのポーター$1~2(現金)

ホテルのカウンターで荷物を預けて、ポーターが部屋まで持ってきた場合はチップを支払います。 ポーターによっては部屋の設備の説明をしてくれるので、説明が終わった時に渡してください。

タオルや加湿器などフロントに依頼して持ってきてもらう時も$1~2渡してください。

ホテルのハウスキーピング $1~2(現金)

ホテルの部屋の掃除の場合はベッド1台につき1ドルを、ベッド脇のナイトテーブルに置いてください。

バレットパーキング $2~5(現金)

ホテルやレストランの玄関前に車を預けるサービスです。 車を持ってきてもらう時にチップを渡します。 車を渡す時は不要です。

タクシー 10~15%(現金・カード)

タクシー料金の10-15%が相場です。 スーツケースや大きな荷物があり、ドライバーがトランクへ入れるのを手伝ってくれた時は更に更に荷物1つにつき$1のチップを加算して渡します。 

レストラン 15~25% (現金・カード)

一般的なレストランであれば15%が相場です。 ウェイターの対応がとてもよければ20%を支払います。高級なレストランなどでは25%を支払う事が相場となっています。

日本人の観光客で計算が楽だからという理由で10%をチップにしている人がいますが、相場より低く、マナー違反です。

バー ドリンク1杯$1 (現金)

バーでのチップは、基本的にレストランと同じです、15%を目安にしてください。

バーによっては1杯ごとに代金を支払うシステムのバーもあります、その場合は1ドリンクごとに1ドルを渡します。

エステ・ヘアサロン 15~20% (現金・カード)

エステ、美容室などは代金の15~20%が相場となっています。 

ピザなどの配達 10~20%

最近はピザの配達は価格にチップが含まれている場合があります。 届けれてもらったドライバーにチップが含めれているか確認する場合は Is the tip included? と聞きましょう。

含まれていない場合は最低$2で後は価格の10~20%が相場となっています。

チップが不要なサービス

Waitress Picking Up Her Tip
アメリカでチップが不要なサービスの一覧です。

ホテルのフロント等のカウンター業務職員にはチップは不要

ホテルのフロントや案内掛かりなどカウンター業務にはチップは不要です。 アメリカ人によってはホテルのカウンターで良い部屋を案内してもらう為にカウンターの人に最初にチップを支払う事がありますが、善意の意のチップとしては別です。

ファーストフード店もチップは不要

ファーストフードでのチップは不要です。 ドライブスルー時のチップは必要ありません。 たまに自分の席まで注文した物を持ってきてくれる店員さんがいますが、この場合もチップは不要です。

ショップの店員へのチップも不要

ショップの店員にもチップは必要ありません。 色々と商品について説明してくれたり、試着の服を持ってきてくれたりしてもチップは不要です

チップを支払うか悩むサービス

アメリカにはチップを支払うか悩むサービスもあります。 以下のサービスはアメリカ人でもチップが必要なのか不要なのか分かっていない人が多いです。

職人に依頼した時

例えば、家に職人(配管工、電気技師、修理)などを呼んだ場合です。 基本的には職人に対してはチップは不要です。 見積もりを出すようなサービスはは基本的に全てチップは不要と考えてください。

家具の配達、組み立て

家具のデリバリーは議論が別れる所です。 アメリカで長年家具の配達をしていた人によると、殆どチップを貰わなかったそうです。 アメリカ人は家具の配達や組み立てにはチップは不要だと考えています。

大きな家具だったり、エレベーターがなく階段で運ぶ場合、人によってはチップを渡す場合もあります。

払い過ぎに注意、騙されないで

GratuityIncluded
ハワイなど観光客が多く訪れる場所は会計時にチップが含まれている場合があります。 会計時によくレシートを確認してください。

悪質なレストランなどは、観光客を騙す為に既にチップを含めているレシートに更にチップを書く欄を儲けている場合があります。 18%や20%など会計時に追加して、更にチップを求めているのですから30%など支払うはめになります。

Tipという単語でなくても、Service chargeとかGratuityなど書かれている場合はチップと同じ意味です。

また頼んだ料理なども細かく確認してください、頼んでいない料理を追加されていたり、ビールの数を上乗せされていたりします。

残念な事にハワイでは、このようにチップや料理の数を多めに追加してレシートを出してくるレストランがあります。

チップを相場より下げる時の注意点

チップは最低限のルールの元に成り立っています。 例えばレストランなどでは相場が15~25%と決まっています。

ウェイター・ウェイトレスの対応が最悪だったとしても、1%や1セントなどは置いて行かないほうが良いでしょう。 お店側とトラブルになる可能性もあります。

アメリカ人の常識としては、対応が悪かったとしても10%を置くのはマナーだという認識です。

対応に納得がいかない場合は5%とか8%などのチップで良いのですが、お店を出た場合、マネージャーが追いかけてきて、定額だったチップの理由を聞かれます。 ちゃんと理由を答えられるようにしなければいけません。

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ABOUTこの記事をかいた人

澤 亜澄

1977年生まれ 連続起業家・投資家・フォニックス英語講師。 7億円ほど海外不動産に投資。家賃収入で経済的自由、時間的自由を得る。 35才でセミリタイヤ後、家族でハワイに移住(現在5年目) 「自由な人生」をテーマに企業や組織に縛られない新しい生き方を伝えるブログ。