賃貸経営:大家は自分の投資物件をペット可にするべき?

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こんにちは、2009年から海外で不動産投資をしている澤(@SawaAzumi)です。

大家の皆さん、自分の物件をペット可にしていますか? それともペット不可にしていますか? 投資物件を賃貸で貸し出す場合、大家はペット可にするべきでしょうか?

私はアメリカで中心に不動産投資をしています。

アメリカのペット保有率というのは世界一です。不動産所有者に限っては全体の約60%がペットを保有しています。

日本の場合、不動産所有者でペットを飼っている割合は40%です。 アメリカ人がどれだけペット好きか理解して頂けると思います。 実際、私の近所の家でも殆どの家が犬やネコを飼っています。

そんなペット保有率一番のアメリカで、ペット不可にするとテナントの募集が一気に難しくなります。

しかも、私が投資しているアメリカの物件は主に3ベットルーム、4ベットルームのファミリー向け戸建てです。 一番、ペットを飼っている層なので、尚更です。

しかし無条件にペット可にすると大きなデメリットも存在しています。 本日は、大家がペット可にした場合のメリット・デメリット、気をつけないといけない事など、まとめました。

ペット可のメリット・デメリット

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賃貸物件をペット可にした場合のメリットは何と言っても、テナントが決まりやすくなります。 ペットを飼っていて、ペット可の物件を探している人は常にいるので、それだけテナントを探しやすくなります。 

特に大きな犬や多頭飼いしている場合は、物件探しは苦労しています。

ペットを許可した場合のデメリットもあります。 ペットを飼っている人達が物件探しに苦労しているという事は、それだけ大家さんが嫌っているという事です。 嫌っている理由は家を壊されたり、退去時に通常より補修費が掛かったりするからです。

私のアメリカの物件は全てペット可にしています。 犬がカーペットでオシッコをしていたとか、一部を剥がしてしまったなどの理由から、多額の補修費が発生した事がありました。

物件によってペット可・不可を決める

アメリカの大家のフォーラムなどでも、ペット可・不可の議論は頻繁に行われています。

実際にペット可にした場合と不可にした時の明確な統計データがありません。 大家は其々の経験からペット可にしたり不可にしたり決めているようです。

しかし、多くの大家は物件がコンドミニアムの場合は「絶対にペット不可にしろ」というのが同一意見でした。

コンドミニアムの場合、管理組合で許可されているペットに体重制限があります。 大体15kg以下で許可されている事が多く、小さな犬の場合、吠える可能性が高いです。

コンドミニアムの室内で小さな犬が吠えた場合、近隣からの苦情に発展して、大家は色々な対応を迫られるので、ペット可にするべきではない、というのが共通認識でした。

また、コンドミニアム、戸建てに限らず、自分の物件がカーペットの場合は、修繕費がかさむのでペットは許可しないという事も共通の認識でした。 

この犬種には気をつけろ!

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アメリカには「うるさい犬リスト」みたいなデータが存在していて、大家さんはテナントの犬種によって許可したりしなかったりします。

日本の場合はペット可・不可というだけで、犬種で制限している物件は存在していませんよね。

個人的には犬種より、各犬の性格で犬が吠えたり、悪さしたりするのが決まると思いますが、犬種リストはアメリカらしい発想です。

例えば、以下の犬種は大家に嫌われます。

Yorkshire terrier(ヨークシャテリア)
Hounds (アフガンハウンド、アメリカンイングリッシュクーンハウンド、アメリカン・フォックスハウンド、など)
Schnauzers(ミニチュアシュナウザー、シュナウザー)
Chihuahua (チワワ)
Pomeranians(ポメラニアン)
Miniature Pinscher(ミニチュアピンシャー)

これらの犬は「吠える」「家を破壊する」と認識している大家が多いようです。

でも、自分がヨークシャテリアを飼っていて、大家さんにペットの事で確認した場合「ヨークシャテリアはダメです」って言われるんでしょうか。。。 悲しすぎます。

まぁ、小さな犬はよく吠えるのは確かなので「コンドミニアム+小さな犬」のコンボは避けたほうがいいでしょう。

子犬は許可してはいけない

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ペット可にしている大家でも生後1年未満の犬は不可にしている場合が多いです。 子犬はオシッコ、ウンチなど家の中でします。 カーペットなどの場合、匂いが取れず、テナント退去後にカーペットの変更を余儀なくされるかもしれません。

また、子犬は「甘噛」といって、歯が生え替わるための痒みなどから、あらゆるものを噛むクセがあります。 ドアや壁のコーナーなど子犬が噛んでしまって、取り替える事になるかもしれません。

結局、どうすればいいの?

借家経営の長い歴史のあるアメリカでも、ペット可・不可はどちらが良いのか結論は出ていません。

ペットを可にすれば、小さな犬でも大きな犬でも問題は発生します。 かといって、ペット不可にするとテナント探しに苦労します。 

バランスを考えた場合、1頭だけ許可して2頭目は要相談にする。 ペットが原因で壊した物などの補修費はテナントが支払う、別途ディジットをもらうなどしてペットを許可した方が個人的にはよいと思います。

治安の悪い地域など、テナントの質が下がる場合はペットの飼育は満足にしていない事が予測できるので、不可にするのがいいかもしれません。

皆さんは自分の物件をペット可にしていますか?

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ABOUTこの記事をかいた人

澤 亜澄

日本、香港でIT会社を経営、35歳で本業から一線を退いて現在はハワイでセミリタイア生活を送る。 日本を含む世界5ヶ国で不動産に現金5億円以上を投資、家賃収入で経済的自由、時間的自由を得る。 「自由な人生」をテーマに企業や組織に縛られない新しい生き方を伝えるブログ。