こんにちは、不動産投資家の澤(@SawaAzumi)です。
私は日本を含めて世界5ヶ国に不動産物件を保有しています。 全てインカムゲイン目的で、超長期保有型の投資をしています。
物件や土地転がしというよりも、俗に言う大家業で、保有物件からの家賃収入で日々の生活費を補っています。
家賃収入で経済的自由を手に入れて自由な生活を送っていると、周りから「後、何件くらい投資用物件を買うんですか?」とか「やっぱり資産100億とか目指しているんですか?」など聞かれる事があります。
そういった質問を頂く度に「いえいえ、もう既に十分生活できるだけの収入があるので、これ以上資産を増やす事は考えていません」と答えると、皆さん少しがっかりされます。
どうやら「目標は世界一の投資家ウォーレン・バフェットです。 資産は最低でも1兆円は手に入れたいです!」このような返答を期待している人が多いようです。
お金稼ぎが目的になってはいけない
お金があれば労働から逃れる事が出来ますから、経済的自由を手に入れると同時に時間も手に入ります。 世の中にある物には大抵値段が付いていますから、お金があれば大抵の物は手に入れる事が出来るでしょう。
このように考えるとお金はこの世で最も便利なものです。 しかしお金は最も大切なものではありません。
自分が必要な最低限の資産を手に入れたならば、お金稼ぎから卒業するべきです。 自分が将来に渡り、必要であろう金額以上の資産を築く必要はありません。
冒頭の例にでたウォーレン・バフェットの資産は9兆円だと言われています。 世界長者番付では3位になった事がある大富豪です。
彼は自分自身で、人生の早い段階、20代の頃から投資に関する考え方を身につけた事から、資産を大幅に増やすことが出来た、より遠くまで進む事が出来たと話しています。
このようなセリフに魅せられ、多くの人はウォーレン・バフェットのような優れた投資家になりたい、莫大な資産を築きたいと憧れるようですが、私には全く魅力的に映りません。
何故なら何兆円もの資産を構築する事は必要のない事であり、それを実現させる為に費やすの労力や時間が無駄だからです。
ウォーレン・バフェットは資産を築く大切さを時折言及していますが、実は彼は資産を築く為に投資をしているのではなく、投資が好きでその結果、資産が勝手に増えてしまっただけなんです。
同じ投資家でも資産形成に対する考え方が全く異なります。
必要以上の資産を形成しても、その先には何もない
例えば、今後、私の不動産資産が50億、100億と増えていった場合、単純に入ってくる家賃収入も何倍にも増えるでしょう。
しかし増えるのは数字だけで、使う事はありません。 私は今の生活に満足しており、これ以上高い生活水準を望んでいないからです。
投資家の中には資産が○○億円を超えると違う世界が見えてくると、意味不明な発言をする人達も存在していますが、使わない数字が増えただけの世界の先には何もありません。
このような資産家の発言は単なる自己顕示欲の表れであり、それ以上の意味はありません。
もし貴方に投資が必要で資産形成を考えているなら、ゴールを決めて、ゴールを達成したら投資から卒業するべきです。
資産形成とはテーラーメイドであり、そこに競争は存在しない
必要な資産は個人によって異なりなす。 キャッシュフローなんて必要ない人もいるし、月に1億円の不労所得がほしいと思っている人もいるでしょう。
投資の目標や目的は人それぞれで必要に応じて好きな場所に設定すればよいでしょう。
しかし、大切な事は終わりを決める事です。 また、資産形成、投資、給料の額に対して他者と競争しない事。
お金という概念に対してレベル分けをして、上や下を見ると心のラットレースから抜けられなくなります。
それは即ち拝金主義にも繋がり、終わりのない戦いに挑むことになり疲弊するだけです。
皆さんは投資に対してゴールを設定してしますか?
投資でお金を稼ぐ事だけが目的にはなっていませんか?